レジオネラ菌について
感染しやすい環境に示すような環境下では、特に高齢者等抵抗力の少ない人々にとって、主にレジオネラ属の一種、L. pneumophilaが、ヒトのレジオネラ感染症(レジオネラ肺炎およびポンティアック熱)の原因になります。
レジオネラ感染症は、1976年に初めて報告された新興感染症であり、日本では感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律によって四類感染症に指定されています。これは日本でのレジオネラ発生の増加を踏まえて2003年の改正の際に行われたものであり、従前の感染症法では規定されていなかった、汚染施設の消毒などに対する行政措置が可能になるような改正が盛り込まれました。
×1000 赤色がレジオネラ菌
東京都衛生研究所参照
温泉の湧出量が少なくても、湯船のお湯を循環させたり、温泉水をタンクに貯めてから配給するなどすれば、大きな温泉施設を作ることができますが、循環したり貯めたお湯はレジオネラ菌の増殖装置になってしまう恐れがあります。 特にそのような大きな施設では、打たせ湯やジャグジーがあって、エアロゾルによる感染の危険性がより高くなっている。気持ちよくジャグジーに入って長湯をすると、もしかするとレジオネラ菌を肺いっぱいに吸い込んでいるかもしれないのです。 |